Kakunaka Forestry Site Menu

有限会社 角仲林業

有限会社 角仲林業

TEL 0494-55-0070 | 受付時間/平日8:00-16:00

事業内容

なめこの生産・販売

当社では奥秩父の自然を生かした、なめこの生産をしています。

なめこができるまで

1培地づくり

1,培地づくり

なめこを育てる培地をつくります。 使用する材料は広葉樹のおが粉(きのこ専用に木を細かくしたもの)、それに保水効果や栄養体としてふすま(小麦の皮と粉)、ぬか、ビール粕などを一定の割合で混合します。栄養体のバランスは各なめこ生産元で異なります. 。なお化学肥料や農薬などは一切使用していません。

2培地の調整(かくはん・水分調整)

2,培地の調整(かくはん・水分調整)

おが粉と栄養体を培地を均一になるまで大きなミキサーでよくかくはんさせます。ある程度混ざったところで天然水を散水し、培地に対する水分量を調整します。

3ビン詰込み・キャップ

3,ビン詰込み・キャップ

培地が良く混ざりほどよく湿ったところで、詰込み機によりプラスチックビンへ詰込み、キャップ(ふた)をします。一度に約6000本のビンを詰込みます。 プラスチックビン、キャップはその都度殺菌消毒をして使用するので使い捨てではありません。

4殺菌

4.殺菌

培地を詰め込んだビンを大きな釜に入れ、約8時間もの間100度の水蒸気によって勢いよく蒸し上げ、雑菌やバクテリアなどを殺菌をします。 殺菌が終わると釜から出し、消毒した接種室にて一晩かけて冷まします。

5接種

5,接種

一晩かけて冷ました培地になめこの種菌(なめこ菌が繁殖したおが粉)を植え付けます。
これを接種と呼びます。
接種の作業は雑菌との戦いなので、部屋の温度を低めに設定し、
作業は専用のヤッケと長靴、帽子をかぶり、部屋に入る前は手やヤッケなどにアルコールを吹き付け消毒します。

6培養

6,培養

接種したビンを約18℃・高湿度の部屋へ移し、なめこ菌の繁殖を促します。
約20日から1ヶ月ほどでなめこ菌がビン全体にほどよくまわり、はじめは茶色のビンが白く変化します。
その後約30日菌をじっくり熟成させます。しっかりと菌を繁殖させ、菌糸自体に栄養分を十分に摂らせるねらいです。接種後約2か月間培養します。

7発生処理

7.発生処理

なめこの菌糸がしっかり熟成できたところで、培養室から出して機械でキャップ取り、 表面を削る(菌かき)作業をします。
その後約15℃に設定した高湿度の栽培室に移動させます。
たっぷり水やりをし、なめこの発生のきっかけをつくります。
その後「ビン寝かし」、「ビン起こし」などの作業をします。

8収穫

8.収穫

発生処理をしてから約20日程で収穫になります。
ビンの上部から花火のごとく弾けるようなめこが成長します。なめこが小指の先程度の粒になる位で収穫です。
最新の収穫機に入れて切っていきます。以前ははさみで1つずつ切っていました。
接種から収穫まで約80日もの長い道のりがかかります。

9水洗い、選別

9.水洗い、選別

収穫したなめこをステンレス製の回転選別機にかけ、付着しているこ木屑等を落とすために天然水で洗浄しながら粒のサイズごとに選別します。

10パック詰め

10.パック詰め

スーパーさん向けには自動計量機・包装機にかけパック詰めします。
業務用向けには大袋に詰めることもできます。

11検品・箱詰め

11.検品・箱詰め

パックされたものを1つずつ検品し箱詰めします。重さ、おがくずや不純物の有無をチェックし、発泡スチロールへ詰めます。

12出荷

12.出荷

発泡スチロールに箱詰めしたなめこを0℃設定の冷蔵庫で予冷し、出荷前に氷詰めをして出荷となります。夏はもちろん冬でも発泡+氷詰めをして鮮度を保ちます。 ちなみに出荷は1日平均約500キロになり、東京まで毎日の出荷になるので運送業者さんにお願いしています。4tの保冷車で毎日東京から来てくれています。
その他の直販などはヤマト運輸さんへお願いしています。